肝斑とは、シミの中でもほほ骨や口の周りなどに左右対称でできる薄茶色のシミのことです。30代~40代に発症し、女性ホルモンのバランスの乱れが原因だと言われています。
また、ストレスや肌の摩擦が原因で肝斑ができることもあります。
妊娠中やピルの服用中に見られ、閉経後はホルモンバランスが安定することから人によっては薄くなることもあります。
肝斑(かんぱん)の治療方法
肝斑はやっかいなシミなので、一般的には病院での治療を受けることでしょう。
皮膚科や美容クリニックでは、内服薬からレーザー治療まで様々な治療が行われています。
しかし、病院で肝斑治療を始めたとしても、正しいスキンケア習慣は必須となります。
いくら高いお金を払って治療したとしても、普段の生活で正しいスキンケアができていなっければ、改善どころか悪化するだけです。
そして、病院に行かずに肝斑がキレイになったという例もあります。
まずは肝斑を解消するための正しいスキンケアを行ってみてはいかがでしょうか?
では、肝斑ケアに必須の3つの対策についてご紹介します。
肝斑ケア1:しっかりした紫外線対策
紫外線防止がシミ対策に大変重要だということは前回ご紹介しました。
肝斑も紫外線で悪化します。
そのため、しっかり紫外線カットするようにUVケアをしましょう。
UVケア商品は、塗って終わりではありません。塗り直しも必須です。
汗をかく環境にいる場合は、汗に強いUVケア商品が必要ですね。
自分の環境や目的・行動の合わせたものを使うことが大切なのです。
肝斑ケア2:肌への摩擦や刺激をしない工夫
私たちは、毎日肌をこすっています。
- 洗顔やクレンジング
- 顔をタオルで拭く
- 化粧水をつける時のコットン
- ファンデーションをつける時のスポンジ
- メイクする時のブラシ
- ふき取りクレンジングやふき取り化粧水
- 寝る時の枕との摩擦
- マッサージ・パック
ゴシゴシこすっているつもりではなくても、肌に摩擦を与えていることは多いです。
肌のためだとケアしているつもりでも、それが摩擦となっていることもあるのです。
この摩擦を与える行動をなくすように工夫しましょう。
まずは、洗顔パフ・コットン・毛穴用グッズなど、摩擦の原因となるものは可能な限り使わないようにします。
洗顔を泡洗顔にして、やさしくマッサージするように洗えば、毛穴の汚れも落ちやすくなります。ミルクタイプのクレンジングを使ったりするのもいいでしょう。
スポンジでファンデーションを塗るのをやめるというのもいいですね。
タオルや枕カバーなど肌に触れるものは優しい素材を使用します。
肝斑は炎症にできると言われているため、摩擦を与えないようにすることはとても重要なのです。
肝斑ケア3:保湿で潤いのある肌に!
保湿も大変重要です。
肌が乾燥するとバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなります。
また、ターンオーバーが乱れてメラニンの排出もできずシミができやすくなります。
化粧水は蒸発が早いですから、それだけでは足りません。
油分の入ったもののほうが保湿効果は高いですね。
そして、肝斑解消のために保湿をするためには、摩擦を避けるためになるべく顔をさわりたくありません。そう考えるとオールインワンゲルはおすすめです。
しっかり保湿できる商品を選びましょう。オールインワンゲルで保湿と紫外線対策をすることで、シミが薄くなったという声があります。
また、オールインワンゲルの中には、美白やシミ対策を考えて作られているものがありますから、美白対策しながら保湿するのもいいですね。
いかがでしょうか?
病院に治療で通ってもこれらのケアは必須です。
高い費用を出す前に、まずは正しいスキンケア生活を身につけてみましょう。
今回ご紹介した3つのケアを継続して肝斑がキレイに解消されたという例もありますので、試してみる価値はあります。